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2005年 03月 24日
絵本収集のきっかけになったもの。
数年前の誕生日に、絵本好きの友人がプレゼントしてくれました。 物語は淡々と進みます。 自分の死期を悟ったアナグマ。 自分を慕ってくれた友人たちに、 “長いトンネルの むこうに行くよ さようなら”という手紙を残して逝きます。 悲しみにくれる友人たち。 ここまでは死というものを描く話なのかと思っていました。 ところが次のページでいきなり話が切りかわるのです。 “もぐらは、ハサミをつかうのがじょうずです。” 別の話になったの?と一瞬思ったけど、そうではなかった。 もぐらにハサミの使い方を教えてくれたのは、他でもない、アナグマでした。 アナグマは、友人たちみんなに、 “別れたあとでも、たからものとなるような、ちえやくふう”を残していたのでした。 その友人たちとアナグマとの、あたたかい思い出のひとつひとつがつづられたページをめくっていくうちに、どうしても涙を止めることができなくなってしまいました。 やがて冬が終わり、最後の雪が消えたころ、みんなの悲しみも消えていきます。 アナグマの残してくれたものが、みんなの生活の中に、そして心の中に生きているからです。 今日は、私にこの絵本をプレゼントしてくれた友人の誕生日。 心からおめでとう!
by cygne73_76
| 2005-03-24 23:59
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