Calendar
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 07月 11日
ヤバイ。ヤバすぎる。
何度この言葉を口にしただろう、この映画見ながら。 “刑法第三十九条”での堤さんの振り切れ加減も相当なものだったけど、テーマが堅かったから、まだ普通に見れていた。 だけどこの映画はねぇ・・・(笑)。 いや、よくぞここまでやったよ堤さん! “僕は酒に酔っていた。ただそれだけなのに・・・” それだけとは言っても、あまりにも可笑しすぎる! ヤクザと女たちがシラーッと見守る中、一人アヤシイ腰つきで踊り狂う堤さん。 ある意味ショック受けますね。それ位ありえない!・・・イッちゃってます。 あと遺書を書くシーンに笑った。 やたら細かい! 小学時代の弁当が美味しかったことから、庭の桜のウドンコ病に犬の散歩の時間etc・・・。 書いてる間にまた飲んじゃって、結局破り捨ててるし。 いやぁ、それにしてもやっぱりこの方、ヘタレな演技が良いんですよー。 “あぁ・・・どうしよう、どうしよう、どーしよー・・・” と、ホテルの部屋をうろうろするシーン。カワイイ・・・♪ 脇役の方たちも、ほんのちょっとしか出てこないのに、知らない役者さんがいないってぐらい無駄に豪華で、しかも全員可笑しい(松雪さんとか。キレイなのに、ねぇ・・・)。 それに、“何コレ!?”みたいな、唐突に不条理な映像やシーンが現れて、頭の中が?でいっぱいになる。ラストも煙に巻かれた気分。 これを撮ったSABU監督はやっぱりちょっとヘン・・・(笑)。 時にはかなりヒキつつも、大いに笑わせていただきました。 #
by cygne73_76
| 2005-07-11 02:21
| 映画のキロク
2005年 07月 10日
一、心神喪失者ノ行為ハ 之ヲ罰セズ
一、心神耗弱者ノ行為ハ 之ヲ減軽ス 殺人を犯したことを認め、死刑を望みながらも、奇怪な言動を繰り返し、精神鑑定を受けることになる劇団員の男。 鑑定助手として彼の言動を目の当たりにしながら、詐病ではないかと疑う女。 息詰まる攻防の果てに、浮かび上がった真実。 男が本当に望んでいたことは・・・。 犯人・柴田真樹に堤真一さん。 鑑定人・小川香深に鈴木京香さん。 脇を固めるのは、樹木希林さん、江守徹さん、杉浦直樹さん、岸部一徳さんなど・・・。 登場するどの人物も、普通でない、どこか壊れたキャラクターだったため、誰かに感情移入することなく、俯瞰からすべてを目撃する立場に置かれる。 堤さんの、二つの人格を行き来する演技。全身の痙攣。狂気の宿った目。 どこまで振り切れていくのだろうと思わせる。 京香さんも、いつもの華やかさやかっこよさを封印して、暗い過去を背負い、今もそれを引きずる女性を演じている。 それから印象的だったのは岸部一徳さん。 堤さんと机をはさんで対峙するシーン。 堤さんの後ろ姿越しに岸部さんがニヤニヤ笑いながら語り続ける。 一時も止まることのない、妙なツヤのある品のない唇。そこから目が離せなくなった。 暗く重く息苦しく、目を逸らしたいのに逸らせない。 ぼんやりとする頭ですべてを見終えた後、エンドロールになってようやく感想のようなものが浮かんでくる。 柴田は、罪から逃れたかったのではない。 法の名のもとに罪を免れ、のうのうと生きる者がいる。 その法に、凶器を突き立てたかった。 その法をもとにした判断が間違いであると、自分自身を使って証明しようとしていた。 それを知り、精神鑑定の誤りを正して、真実の彼と向き合おうとしたのはただ一人、香深だけだった。 だから彼は、香深を“共犯者”と呼んだのだ。 もちろん刑法第三十九条の是非というのは、簡単に判断すべきではない。 でも彼のような立場に置かれた者にとって、その法は理不尽以外の何物でもなかった。 昨今の少年犯罪急増の中で、議論されることも多かった加害者の人権。 そんな中で置き去りにされた、被害者やその家族の心情。 とても重い、重要なテーマであると思う。 #
by cygne73_76
| 2005-07-10 14:49
| 映画のキロク
2005年 07月 07日
「Pooka」という絵本雑誌に、これについての記事があった♪
映画自体は好きになれなかったけど、エンドロールのアニメーションが良かったと、以前書いたのですが、制作された方のWebサイトがあるのを知り、見てみました。 →YELLOW shed 「レモニー・スニケット~」のアニメを作ったのは、このサイトに参加されているトッド・ヘムカー。 確かにスタッフクレジットで見た覚えのある名前です。 すごく小さい、切れ切れの映像ですが見ることができます。 この映画以外の作品もアップされていて、どれも味があって面白いですよー。 #
by cygne73_76
| 2005-07-07 23:36
| 徒然
2005年 07月 04日
「あなたが
いきなり真犯人との対決シーンから入って驚きました。 目に浮かぶような美しい情景描写の中、駆け引きめいた台詞の応酬。 その正体が誰なのかは明かされぬままに、唐突に時間をさかのぼって、殺人事件の現場へと投げ込まれる。 京極堂シリーズもようやくここまで読んできましたが、いつにも増して謎をはらんだ展開。 人物のつながりにも驚かされますね。 前作、前々作に登場した人物が、解決のヒントを与えるために登場する。 タイトルどおり、様々な糸が絡み合って、複雑で、一つひとつたどって行かなくては核心に迫ることのできない、巨大な蜘蛛の巣を作り上げている。 それにしても・・・。 絡新婦・・・じょろうぐもって読めますか? 京極夏彦さんって、ものすごくマニアックに突き詰める方なんだろうなぁ・・・。 この作家さんの紡ぐ蜘蛛の巣に、思惑どおりにからめ取られて、一気に読み終えました。 #
by cygne73_76
| 2005-07-04 19:38
| 読書のキロク
2005年 07月 04日
劇団☆新感線。堤さん主演。
三度DVD鑑賞です。 いやもう堤さん気になって気になって仕方ないのですが、今回も良い! 馬鹿で単純で傍若無人の、物怪野獣郎。 軽~いキャラクターを楽しげに演じつつ、キメるとこはキメてます。 だいたい馬鹿だとはいうけれど、すごく鋭く真理をついている時があるし、さりげなく気を使ってるところなんか、いい男です野獣郎! 子供っぽい仕草もするけれど、すごい包容力を感じるのは堤さんならでは? ヒロイン・美泥に高橋由美子さん。 この方こんなに歌うまかったんだなぁ、と感心。 姐御なキャラも思ったよりはまってたし、殺陣も頑張ってたし、なによりかわいいです。 そして古田新太さんの舞台は初めて見たのですが、み、身軽だっ!! 動きがすごくしなやかで美しいんですよ、意外でした。 堤さんと古田さんの対決シーンがもう・・・。 蛮嶽を演じる時と清明王に変化した後では、声のトーンから目線の動かし方までまるで違う。 一瞬の演じ分けに鳥肌たちました。 全体には歌やショー的な場面が多く、これが元々の新感線のテンポ感なのかぁ、と思った。 楽しませてくれて、笑えて、それでいてほろっとさせられる。 好きですねぇ、こういうの。 ラスト、舞台奥に向かって、スローモーションで切り抜けていく野獣郎と美泥、思わず、 「カッコイイ・・・」と口に出してしまいました。 カーテンコールの映像、それぞれに個性的で面白かった。 そして堤さん、笑ってるよー! 「アテルイ」の時はダブルヒーローだから気を使ったのか、あまり動きがなかったですが、この時はいい笑顔です。 あーますます生で見たいぞ新感線!(最後にはそれ・・・) #
by cygne73_76
| 2005-07-04 19:15
| 舞台
|
ファン申請 |
||