Calendar
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 04月 19日
今さらですが。映画化を前に読みました。
昨日は休日出勤的な仕事を一時間程したあと、書店へ。 この本は以前、読めないタイトルや、直木賞作家、ということにひかれて何度か手に取ったのですが、その時はあまりこのテのジャンルに興味がわかず、読みそびれていたものでした。 映画の制作発表で主演の堤真一さんがあの衣装を着てる映像。 その雰囲気が面白そうで、公開されたら見たいなぁとは思ってたのですが、原作は映画見てからでもいいかなと。 それが今日、“映画化決定!”なんていうオビを纏って並べられてると無性に読みたくなって。 ちょっと生活感からかけ離れたところで読みたかった。 日暮れまでの一時間程度、と、あまり人の訪れない郷土資料館のパーキングエリアに車を停め、冬枯れたままの芝や(北国の春はまだ遠い・・・)資料館の建物を前に読み始めました。 冒頭からいきなり世界観にどっぷりハマる。 夢中で読みふけるうちにあたりは薄暗くなって、字が読みとり辛くなり、ようやく帰宅。 普段見慣れた家までの道が、不思議な感覚をともなって見えました。 黄昏時、という時間のせいでもあったのでしょうか。 今目に映るこの景色ははたして現実だろうか?仮想現実でないと誰が言えるだろう? 日常の中に隠された非日常。当たり前に見えている現実が孕む、見えない何か。 自分の脳、自分の認識というものを疑いたくなってくる。 読み進むうちにその思いはますます強くなりながらも、最後まで一気に読み終えました。 個性的なキャラクターと、緻密に組み上げられた時間軸。ものすごく引き込まれますね。 これだけのボリュームある話をどう映画としてまとめあげるのか。 ますます楽しみです。→姑獲鳥の夏HP
by cygne73_76
| 2005-04-19 00:34
| 読書のキロク
|
ファン申請 |
||